SEALDs解散会見「政治的にイエス、ノーを言うのは大変」
安保関連法の廃止などを訴え続け、15日解散した学生グループ「SEALDs(シールズ)」のメンバー約20人が16日午前、国会内で記者会見した。
メンバーらは「参院選では32の1人区全てで野党統一候補が決まり、これまで選挙に関わらなかった人がボランティアなどに積極的に参加した」と活動の意義を強調。今後も個人レベルで政治に携わる決意を口にした。
シールズは2015年5月に結成。安保関連法は憲法違反で戦争につながるとして、首都圏の大学生らが中心になって活動を展開した。法案審議中は毎週金曜日に国会前でデモを開き、東北や関西、沖縄にも波及した。
昨年9月の法成立後も活動を続け、今年7月の参院選や東京都知事選では、野党統一候補の応援演説に立つなど、リベラル勢力の結集を訴えてきた。中心メンバーだった奥田愛基さん(24)は「約1年半活動し、この社会で若者が政治的にイエス、ノーを言うことがこんなにも大変なのかと感じた」と振り返った。