塩水港製糖・久野修慈会長<3>築地トップの荷受会社に就職

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 書生生活をやめ、政治家を目指そうとした久野氏。自民党学生部にも入っていた。だが、猛反対する者が現れる。母親である。

「商人の家に生まれ育ったおふくろは大の政治家嫌い。あんな連中はろくでなしだというんです。おまえはちゃんと就職しなければダメだと」

 いとこの中に、大蔵省幹部がいた。そのいとこが次々に、就職先を持ってくるようになった。

「おふくろが頼んだんです。でも、紹介されるのは銀行や証券会社ばかり。私は大ざっぱな人間ですから、とても勤まらないと思った。とはいっても、おふくろを悲しませるのもイヤだったので、政治家への夢はいったん置いて、サラリーマンになることにしました。いずれにしろ、腰かけのつもりでしたが……」

 就職先として最後に紹介されたのが大都魚類という会社だった。水産物の委託販売を行う荷受会社で、当時、築地市場でトップの売り上げを誇っていた。とりあえず、母を安心させるために、同社に入社することにした。

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