セキセイ西川雅夫会長<3>経営者として一番難しかった決断

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 アルバムやファイルなどの文具を製造・販売する「セキセイ」の主力商品のひとつに、「シスボックス」がある。オフィスなどでよく使われているもので、書類や資料をボックスに投げ込むだけで簡単に整理ができてしまう商品だ。

 セキセイがこの商品を発売したのは1980年代半ばのこと。同様の商品は輸入品としては存在していたが、1個1600円と高かった。当時創業者の父の後を継いで社長に就任したばかりの西川雅夫は、この商品を自主開発することを決意する。ここでアイデアマンであり、かつ勝負師でもある西川が本領を発揮する。

「どうせ作るなら輸入品以上に見た目のいいものにしようと、600万円をかけて一流デザイナーにデザインしてもらった。成型のための型代にもほぼ同額が必要でした」

 大阪の中堅企業にとってはけっして小さくない負担である。そして、これをもとに原価計算すると、1個1200円という価格が最低ラインだった。これでも輸入品の4分の3の安さであり、それなりに売れたに違いない。

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