セキセイ西川雅夫会長<3>経営者として一番難しかった決断

公開日:

 アルバムやファイルなどの文具を製造・販売する「セキセイ」の主力商品のひとつに、「シスボックス」がある。オフィスなどでよく使われているもので、書類や資料をボックスに投げ込むだけで簡単に整理ができてしまう商品だ。

 セキセイがこの商品を発売したのは1980年代半ばのこと。同様の商品は輸入品としては存在していたが、1個1600円と高かった。当時創業者の父の後を継いで社長に就任したばかりの西川雅夫は、この商品を自主開発することを決意する。ここでアイデアマンであり、かつ勝負師でもある西川が本領を発揮する。

「どうせ作るなら輸入品以上に見た目のいいものにしようと、600万円をかけて一流デザイナーにデザインしてもらった。成型のための型代にもほぼ同額が必要でした」

 大阪の中堅企業にとってはけっして小さくない負担である。そして、これをもとに原価計算すると、1個1200円という価格が最低ラインだった。これでも輸入品の4分の3の安さであり、それなりに売れたに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の夫は裁判沙汰に…女性芸能人が“成金”を選ぶリスク

  2. 2

    売り込みは好調も…河野景子“豪邸ローン2億円”の逼迫台所

  3. 3

    引退の稀勢の里を支える“太いタニマチ”と6000万円の退職金

  4. 4

    「ストライクが入らない」フランスアは高知で泣いていた

  5. 5

    安倍官邸“大号令”か 厚労省「実質賃金上昇率」水増し工作

  6. 6

    辺野古「県民投票」不参加表明 沖縄県“アベ友”5市長の評判

  7. 7

    首相の姓を? 永田町に飛び交う新年号に「安」採用プラン

  8. 8

    “第2のサンゴ虚報事件”で思い出す安倍首相の朝日新聞批判

  9. 9

    広島・誠也が打点王宣言も “新3番”長野に丸の代役務まるか

  10. 10

    長野以外にGベテランリスト漏れ 広島“ポロリ発言”の波紋

もっと見る