山田英生
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山田英生ライター・編集者

1968年生まれ。夕刊紙、週刊誌の記者を経て、フリーに。現在、週刊誌「アサヒ芸能」を中心に暴力団ものを取材、執筆。共著に「『暴力団壊滅』論 ヤクザ排除社会の行方」(筑摩書房)

司忍組長を光らせることで組織を強くする 髙山若頭の狙い

公開日: 更新日:

「鶏が先か、卵が先かわかりませんが、司6代目は髙山若頭のヤクザとしての生真面目さ、傑出した実行力や指導力を信頼し、髙山若頭も自分に絶対的な信頼を寄せてくれる司6代目に絶対的な忠誠で応える、という関係です。まるで、田岡3代目と『親分の日本一の子分』を任じた初代ヤマケンさんを彷彿とさせる関係ではないでしょうか」

 6代目が頂に立つほど、弘道会が強くなり、弘道会が強くなれば、6代目がさらに頂を極める――。髙山若頭の考え方を旧知の知人はそう代弁する。

 司6代目が後見する独立組織の親分はあまたいるが、司6代目が誰かの後見を受けたことは一度もない。それも、いずれ日本のドンになる親分には「借り」をつくらせないという「筋目」を重んじる髙山若頭らしい采配なのだろう。

 山口組が3分裂してからすでに5年経つ。分裂劇は、髙山若頭の服役中に起きた。組織を統制していた髙山若頭が服役しなければ、分裂は起きなかったとみられている。そして、髙山若頭がシャバに戻った途端、分裂した神戸山口組は6代目山口組の攻勢を受け、弱体化し始めている。分裂劇はどう着地するのだろうか。 (おわり)

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