トランプ陣営が早くも法廷闘争開始 米大統領戦は泥沼確実
米大統領選の投票日から一夜明け、トランプ陣営は早くも法廷闘争に打って出た。4日(現地時間)、激戦州の中西部ミシガンと東部ペンシルベニアで集計を停止する訴訟を起こした。
中西部ウィスコンシンでは「正当性に深刻な疑念が生じた」として、再集計も求める考え。同州では得票率の差が1%以下の場合、再集計を申請できる。開票率98%時点での両候補の差は0・6ポイントとなっている。
米メディアは、前回トランプが勝利し、今回も注目が集まっていたミシガンとウィスコンシンで、民主党のバイデン前副大統領が勝利を確実にしたと報じたが、トランプは徹底抗戦の構え。バイデンはアリゾナでも勝利。南部ジョージアとノースカロライナ、西部ネバダで接戦が続いているが、集計でトランプが敗北した場合、選挙が泥沼化するのは確実だ。