二階氏また「不信任案なら解散」菅首相には五輪花道論の裏
ひょっとして本気なのか。自民党の二階俊博幹事長が、また「不信任案が提出されたら解散だ」とブチ上げた。
4日放送されたBSテレ東の番組で、「会期末だろうがどこだろうが、内閣不信任案を出してきたら直ちに衆院解散だ。国民に信を問う」と明言。
菅首相と詰めた話はしていないが、意思疎通はできていると強調し、「明日でも結構だ」と言い放った。
二階幹事長は、先月29日にも「不信任案なら解散だ」「いつでもどうぞ」と、野党を牽制したばかりだ。
「たて続けに解散を口にしているのは、二階さんに逆風が吹いている裏返しでしょう。最近は、菅首相と距離があるとみられ、党内からも強引な党運営に対して不満の声が噴出している。菅政権を誕生させた時の威光は消えつつあります。解散をチラつかせることで求心力を保つつもりでしょう。解散が近いとなれば、選挙を仕切る幹事長への求心力は強まりますからね。ただ、このコロナ禍だけに、さすがに二階さんも解散があるとは本気で考えていないでしょう」(政界関係者)