キャイ~ン天野ひろゆきさん「体力のある50代のうちに富士山の頂上からの景色を一度は見てみたい」

公開日: 更新日:

天野ひろゆきさん(キャイ~ン/55歳)

 ベテランお笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆきさんのやりたいことは富士山、ウナギ、コンサート巡り。味のある漫才も続けたいという。

  ◇  ◇  ◇

 早めにやりたいことはフルマラソンか富士登山のどちらかの達成。どちらもだれもが生涯に一度は経験したいことじゃないですか。僕も55歳でそろそろ体力の限界が近づいている気がするので(笑)。50代のうちにやらないとチャンスはない気がします。

 どちらも経験した人に聞くと「マラソンの方が大変だよ」と言う方が多いです。僕はハーフマラソンも走ったことがないし、子どもの頃から長距離が苦手なので、マラソンは諦めて富士登山がいいかなと。

 ハリウッドスターの中にも、来日した際にわざわざ登る人もいるくらいですし、日本に生まれたからには一回は富士の頂上からの景色を見たいですよね。

「もしもツアーズ」で何度か企画に上がったんですが、チーフカメラマンが僕らより年上で「勘弁してぇ!」と。

 そのカメラマンが静岡の方なんで何度か登ったことがあるみたいで。企画実現には若いスタッフと未経験者が多いことが重要かもしれません(笑)。

 番組では難しいならプライベートで登りたい。その時は子どもと登れたらいい思い出になるのかなと。

 他には、福岡県にある「田舎庵」のウナギの神様と呼ばれる店主が調理されたウナギを食べたい。「情熱大陸」にも出ておられた方です。串を刺したウナギを折ったり、焼いている途中で水につけたりするんですよ。

 僕はグルメ番組にたくさん出てきましたが、そのお店には行けてないから、死ぬまでには行きたい。日本一のウナギといわれているらしいので、日本一の山の富士山に登ることと併せて、2つの日本一を体験したいです。


 それから若い頃から影響を受けているミュージシャンの方たちのコンサートに行くこと。これは最近やり始めています。

 矢沢永吉さん、中島みゆきさんを見ましたし、サザンオールスターズは茅ケ崎のライブに行きました。まだ行けていないのが小田和正さん、浜田省吾さん。

 僕が10代から夢中で聴いていたスターたちが今は60代から70代ですからね。何が大変かって、今名前を挙げた人たちはチケットがなかなかとれない。業界の知人にお願いしようとすると、急に素知らぬ顔になったりするくらい難しい。任天堂スイッチ2を買うより難しいかも(笑)。

 でも、絶対に行きたいですね。坂本龍一さんのように亡くなられた方のコンサートはもう行けないわけだし。「もう一回だけ生で聴きたいなあ」と。それに亡くなる側が自分の場合もありますから。僕も健康体とまではいきませんので今のうちに行っておかないと。

 富士山もウナギもライブも今までは「いつでも行ける、いつでもできる」という感覚でしたけど、自分自身の命に限りがあると考えると、やりたいことを白紙のままにしておかないで、これからは一つ一つ塗りつぶしていくことが大事だと思うようになりましたね。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  3. 3

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  4. 4

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  5. 5

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  1. 6

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  2. 7

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

  3. 8

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  4. 9

    「ばけばけ」で注目の阿佐ヶ谷姉妹の“姉”渡辺は公立女子校の超名門「宇都宮女子」出身

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」