尹錫悦大統領を「国政に関与させない」のに「弾劾」には反対…韓国与党の次を見据えた“思惑”

公開日: 更新日:

「次」を睨んだ時間稼ぎ

 韓代表の不可解な行動の裏には「次」の大統領を睨んだ権力闘争がある。「時間稼ぎ」だ。

 韓代表は与党「国民の力」の次期大統領選の有力候補。しかし、今、尹大統領が辞任して大統領選になれば、最大野党「共に民主党」の李在明代表が当選する可能性が高いとされる。李代表は公選法違反などで有罪判決を受けており、来年前半には最高裁で有罪判決が確定する可能性がある。その後の大統領選ならば李代表は出馬できない、というわけだ。

 野党は、可決されるまで尹大統領の弾劾訴追案を出し続ける方針。11日にも臨時国会を開いて、改めて採決する構えだ。

「検察が戒厳令について内乱容疑での捜査を開始し、戒厳令を進言したとされる金龍顕前国防相を拘束しました。尹大統領にも司直の手が伸びている。検察が本気で与党側を捜査し、尹大統領が逮捕されるのか。それとも弾劾可決が先か。いずれかでしょう」(辺真一氏)

 韓国政界は想像以上にドロドロだ。

  ◇  ◇  ◇

 尹錫悦大統領の金建希夫人は古巣の検察から事情聴取を受け、米国では、FBIが元CIA分析官の韓国系美女を尹政権のエージェントだとして逮捕されるなど不穏な空気は流れていた――。●関連記事『【もっと読む】尹錫悦大統領を襲う「韓米の女難」 夫人は検察に聴取され、元CIA分析官の韓国系美女も逮捕』で詳報している。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    趣里「大空港」視聴率好調も評価は伸び悩み…父・水谷豊「相棒」後継への期待と“日本的な弱点”

  2. 2

    2026年夏の甲子園は「不作」を通り越して“凶作”…プロスカウトが指摘する異変の原因

  3. 3

    ヤンキースの「横浜・織田翔希獲得プラン」をスッパ抜く! キーマンに挙がる“日本人実業家”の名前

  4. 4

    夏の甲子園投手 プロ注目の4人をスカウト「ガチ評価」最注目の横浜・織田翔希には“意見”割れる

  5. 5

    スマスロ『L戦国乙女5』は前評判での「覇権台」が裏目に…ユーザーの厳しい意見に今後のホールの対応は?

  1. 6

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  2. 7

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  3. 8

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  4. 9

    働かない高市首相がお盆休み満喫…4日間「終日公邸」おこもり、いよいよ剥がれる“鉄の女”のメッキ

  5. 10

    消費税政局なんてありゃしない 誰も高市早苗を引きずり降ろせない歯がゆさと暗澹