旧安倍派「石破降ろし」フルスロットルのワケ…恨み骨髄!引き金は森友文書の開示決定だった

公開日: 更新日:

関連文書一部開示の行方は…

 石破政権は2月上旬に上告しないことを決め、石破首相の指示により、4月上旬をメドに関連文書の一部を開示する見通し。主要な文書は1年以内に順次開示するとしている。

「関連文書がそっくり開示されるとは思えないものの、黒塗りがあったらあったで問題視されるのは確実。モリカケ桜問題が蒸し返され、世間の不信感を再燃させかねない。旧安倍派にしてみれば死屍に鞭打つようなもので、断じて許せない。建前はこうですが、要は自分たちの選挙への悪影響を恐れている。だから、寝た子を起こすようなマネをするな、ということです」(前出の与党関係者)

 どこまで行っても身勝手な連中だ。取り急ぎ参院選で旧安倍派の輩を葬り去った方がいい。

石破内閣 支持急落!

 石破茂首相がいくら「違法ではない」と言い張っても、国民が商品券問題を見る目は極めて厳しい。

 17日に発表された朝・毎・読3紙の各世論調査で内閣支持率が急落。3紙全てで、昨年10月の内閣発足以降で最低となった。

 朝日新聞の調査(15、16日実施)では、内閣支持率は前回2月調査の40%から14ポイントも下落して26%となった。毎日新聞(15、16日実施)は7ポイント下落の23%。読売新聞(14~16日実施)は8ポイント下落し31%となった。

 商品券問題に関しては、「問題だ」とする意見が朝日で75%、毎日で78%、読売で75%だった。

 自民党はその自浄能力に関して完全に見限られている。朝日の調べで、「政治とカネ」の問題を繰り返してきた体質を変えられると思うかを質問したところ「変えられない」が79%に上った。

  ◇  ◇  ◇

 個人的なねぎらいで10万円分の商品券をポンと渡す石破首相は謝罪こそすれど、時すでに遅し。自民党内ではリーク元の話で話題となり…。●関連記事『【もっと読む】「10万円商品券」配布問題で大炎上! 石破首相の窮地に勢いづく高市早苗“一派”の鼻息』では、内情を詳報している。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 2

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 3

    江藤拓農水相が石破政権の最初の更迭大臣に?「隅々まで読んだ」はずの食糧法めぐり“逆ギレ誤答弁”連発

  4. 4

    裏金自民が「11議席増」の仰天予想!東京都議選告示まで1カ月、飛び交う“怪情報”の思惑

  5. 5

    トランプ大統領“暗殺”に動き出すのか…米FBI元長官「呼びかけ」の波紋

  1. 6

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ

  2. 7

    石丸伸二新党「再生の道」に怖さなし 都議選告示まで1カ月…都知事選のような追い風は吹かず

  3. 8

    候補者調整が終わり、参院選大勝が見えた国民民主党だが…玉木代表が抱えた“爆弾”の正体

  4. 9

    自民にまた「政治とカネ」問題!太田房江氏に選挙買収疑惑、参院選公認めぐり大阪でグチャグチャ泥仕合

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり