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保阪正康作家

１９３９年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。２００４年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史　縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く歴史が暗転するとき』（講談社）として好評発売中。

保阪正康日本史縦横無尽

シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」（60）「大東亜戦争」「支那事変」――戦争の呼称問題を捉えなおす

公開日：2025/04/01 17:00　更新日：2025/04/01 17:00

「大東亜戦争逐行」の見出しが躍る「同盟写真特報」／（Ｃ）共同通信社

　それまで日本社会では、「大東亜戦争」という呼び方を用いていたが、実はこの「太平洋戦争史」はその呼び方を否定した。「太平洋戦争」という語が、この戦争の呼称になったのである。これまでの言い方になぞらえれば、オモテの言論である大東亜戦争は一転してウラの言論に転じたのであった。つまり否…

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【連載】保阪正康日本史縦横無尽

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