朝呑み 楽酒(神戸・楽酒)京都で仕入れる良質マグロ!朝飲みの肴はコレだ
季節が進み、ぐんと秋めいてきた。そんなときのビールといえば、外飲みだろう。秋の気配を感じながら飲む一杯は、たまらない。外飲みにうってつけな店を見つけてきたぞ。【風を感じてビールをグビッ! 最高にうまい外飲みが楽しめる3軒】#3
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人口150万人規模の神戸市に、何で朝飲み屋がないんやろ──。9年前にオープンしたキッカケは、そんな素朴な疑問だった。
「ウチが神戸の朝飲み屋第1号なんよ。子どもの頃から大好きだったこの街に朝飲み屋がないとはね。じゃあ、やったろうかと。みんなようせんから、自分が特攻隊長のつもりやったわ」
まさにファーストペンギン。オーナーの河村隆寿さん(55)は豪快に笑った。
立ち飲み形式で店内のカウンター席のほか、入り口前にビア樽と丸テーブルを置いてテラス席を作った。屋外で飲むビールはまた格別。気候のいい春秋はさわやかな風を浴び、場所は三宮センター街にあるから夏の直射日光や雨、雪もアーケードが守ってくれる。
これが当たった。心地よい爽快感と開放感を求めて警察、消防、土木、介護、看護など夜勤明けの関係者が殺到。朝飲み文化がない土地柄だったから周知されるのに時間はかかったが、半年から1年後には常連客の巣となった。
「それまで最初の3カ月で1500万円の赤字ですわ。ウチの自慢はマグロ。オープン当初は仕入れ値を100とすれば、そのまま100でマグロを提供していたから儲けが出えへんかった。今では楽酒といえばマグロ。遠く明石まで鳴り響いとるよ」
まさに損して得を取れだ。
河村さんが胸を張る名物のマグロは、大阪を通り越して京都市中央卸売市場まで車を飛ばして買いに行く。なぜなら京都の料亭や旅館などが「金は使うてナンボ」とプライドをかけてマグロを仕入れさせるため、東京・豊洲に次ぐ2番目に良質なマグロが手に入るのだとか。確かに3種盛り(880円)のうち赤身は豊かなうまみ、中トロと大トロは脂の乗りが絶品。プレミアム・モルツ(380円)が進む。
「お客さんとスタッフがすぐ仲良くなるお店。そんな雰囲気をこれからも保っていきたい」
パートナーの栃本智恵さん(写真右)はやさしくほほ笑んだ。
(住)兵庫県神戸市中央区三宮町3-9-24 月原ビル1階
(℡)078-595-9006
午前8時30分~午後10時30分 不定休



















