進次郎パフォーマンスを実況中継…無策石破政権の目くらましに大メディアまた加担
市場原理無視の発想でコメ高騰は解決するのか

企業・団体献金に頬かむりした石破政権だが、世間の関心をコメに集中させ、そこで踊るパフォーマンス大臣。随意契約でスーパーに安いコメを卸せば、とりあえず価格が下がったことを見せられるだろうが、問題は持続性。安易に騙されてはいけない。
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小泉進次郎新農相が、張り切りまくっている。
「コメ担当大臣」を自任し、就任早々、備蓄米放出の手続きを見直し。従来の競争入札から随意契約に切り替え、来週月曜にも新制度の手続きを始めるという。
就任翌日(22日)には民放のニュース番組をハシゴし、23日夜はNHK「ニュースウオッチ9」に生出演。20分以上も熱弁を振るい、「5キロ(当たり)2000円で店頭に出す」「6月1週には実現させる」「需要があれば備蓄米は全部出してもいい」と矢継ぎ早にぶち上げた。
23日は、都内スーパーのコメ売り場と米穀店を視察。積極的に情報発信を繰り返す鼻息の荒さに大手メディアもつられ、価格高騰問題などをガンガン取り上げる。とにかくコメ、コメ、コメ、コメ……
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