前の恋人とは「魂レベルで惹かれてる」スピリチュアル夫のバカげた主張。妻との結婚は“成り行き”と断言

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コクハク

元カノはツインレイ

「冷酷と激情のあいだvol.254〜女性編〜」では、特定の元カノと結婚後も会い続ける夫への腹いせのために、歴代の元カレに連絡をとっている妻・真里さん(仮名)の苦悩をお届けしました。

 では、エイタさんが元カノと会い続ける理由とはズバリ…?

【冷酷と激情のあいだ~男性編~】

「うーん…。プライバシーに触れるから、あんまり言いたくないですけどね。元カノと俺は、いわゆる“ツインレイ”なんですよ」

 真顔かつ重い口調で、こう話し始めたエイタさん。

 今も会い続けている元カノは、8年交際したものの幸福感を得らず、真里さんと付き合う4年ほど前に破局。ツインレイだとわかったのは別れた後だったそう。

「スピリチュアルや運命を、真里は毛嫌いしていて…。非科学的なものは信じないタイプなんですよ。そういうのを理解できる人だったらいいんですけどね。説明をする気にもなりません」

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妻は運命の相手ではない

 エイタさんは、真里さんとの結婚を「完全に成り行き」と断言します。

「お互いに適齢期だったから双方の親が結婚を望んでいたし、真里の結婚願望も強かったので。でも、付き合っているときから、運命の相手ではないと感じていました。結婚は、男としての責任感からですね」

 ツインレイだと信じている元カノとは月に1回程度、お互いの近況報告や、仕事の軽い相談などを話し合う仲。彼女と話す時間は何物にもかえがたいのだそう。

「その時間があるから日々の生活を頑張れるんですよ。とてもリラックスできますしね。もちろん、もう一度付き合おうとかいつかは復縁しようとか、そういう間柄ではないです。

 彼女には、一緒に暮らしているパートナーがいますしね。まぁお互いの生活には干渉しない関係なんで、詳しいことは知りません。」

男女の関係ではないから…

 エイタさんゆくゆくは妻にも、この関係を理解して欲しいと主張します。

「魂レベルで惹かれあっているだけなので、男女の関係っていうのとも違います。誰も介入できない神秘的な関係だからこそ、大切にしたいし。

 俺らはそもそも一緒になる運命じゃなくて、たまに会ってお互いを支え合うような位置付けが正しいんだと思っています。だから真里は、あんまり心配する必要はないんです」

妻の密会よりツインレイのほうが大事

 一方で、妻である真里さんが、夫が元カノと会う腹いせに自分から元カレに連絡をとって会い続けていることについては、エイタさんは「ある意味で、仕方ない」と諦めています。

「腹いせで男と会うなんて、意外と俗っぽいんだなと呆れています。まぁそれで真里の気持ちがおさまるなら、浮気をしているわけでもないし、元カレと会うくらい別に構わないです。

 俺にとっては、ツインレイを失うことのほうが問題。それさえ守られるのであれば、真里が何をしていても俺が文句を言う筋合いはないですからね」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

(並木まき/ライター・エディター)

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