著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

“結婚したら女性はその家に入る”みたいな考え方が気持ち悪い

公開日: 更新日:

 明治天皇の玄孫として知られる竹田恒泰氏(日本維新の会推薦)は、漫画「サザエさん」を例にあげる。

「もし選択的夫婦別姓を導入したら、サザエさん一家はどうなるか。磯野波平、奥さんは(旧姓の)石田フネ、子どもは石田カツオ、石田ワカメ、石田サザエ、そしてフグ田マスオ、フグ田タラオとですね、表札もかけられないし、『磯野一家』ということもできない。この伝統的な家族観を守るのか守られないのか、これが問われている」って言うんだけど、この例えはどうかなあ。

 表札を3つぐらいかけてる家なんかいくらでもあるし、その家庭がみんな崩壊してるわけでもない。

 だいたい、フネさんは別姓を選ばず、サザエさんは別姓を選んだとしたら、家族はみんな磯野で、マスオさんだけがフグ田になる。そのほうがずっと「磯野一家」ということにならないか。この段階でこの例えは破綻しているではないか。

 前述の小原氏は、家族の一体感や子どもへの影響に対する懸念について、「その家族が考えればよいことで、(別姓を)選ばない方々が選んだ方々に対してまで言う必要はないのではないか」と言ったが、まさにこれだと思う。

 何よりも、結婚したら女性はその家に入る、みたいな考え方がなんか気持ち悪い。

 さらに、この考え方が、旧統一教会の教えと酷似しているのもなんか嫌なんだよなあ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世界陸上で注目のイケメン応援サポーター「K」って誰だ? 織田裕二に負けず劣らずの陸上愛

  2. 2

    織田裕二「世界陸上」から"本当に卒業"宣言に視聴者と陸連は? 去り際の美学とTBSの困惑

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  5. 5

    西野カナ×Perfumeショットにファンびっくり…ザワつき巻き起こした「のっち不在ショット」を読み解く

  1. 6

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    「進次郎隠し」を森山幹事長が画策か? 自民党総裁選いよいよ告示もテレビ討論会激減の不可解

  4. 9

    林官房長官が総裁選“撃沈”危機…石破首相辞任「必定」発言を謝罪&撤回も後の祭りか

  5. 10

    新庄監督の去就は“白紙”と強調…日本ハム井川伸久オーナー意味深発言の真意