進次郎氏に自民党内から不安の声…お膝元の三浦市長選で推薦候補まさかの敗北、都議選応援は“諸刃の剣”に
「緩みきった選挙戦ほど怖いものはない」
他にも不安要素はある。大手メディア各社が先週末に実施した都議選の情勢調査によると、投票先トップはいずれも自民党だった。「自民が第1党をうかがう」などと報じられたことが、陣営にとってマイナスになりかねないという。
自民党都連関係者が言う。
「こういう報道があると、陣営から緊張感が失われ、活動がおろそかになりかねません。緩み切った選挙戦終盤ほど怖いものはありませんよ。特に、投開票日の3日前の木曜日あたりは疲れと緩みが出て、誰かがポカをやらかす危険性が高まるもの。進次郎さんが来てくれるのはありがたいですけど、失言だけは勘弁してもらいたいものです」
自民党が大敗を喫した17年都議選では、選挙戦後半に差しかかったところで当時の稲田朋美防衛相が「自衛隊としてお願い」と支持を呼びかけ、「自衛隊の政治利用」と猛批判を浴びた。投開票前日には、安倍首相が街頭演説でヤジを飛ばす聴衆を指さして「こんな人たちに私たちは負けるわけにいかない」と言い放ち、大炎上したのだった。
ただでさえ意味不明な「進次郎構文」が事あるごとに話題になっている。進次郎氏の応援入りは“諸刃の剣”。下手すれば逆効果にもなりかねない。
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選挙戦はさながら「コメ将軍vs水の女帝」の図式に。玉木雄一郎衆院議員が率いる国民民主党は、初の議席獲得を狙い、18人を擁立したが果たして。●関連記事【もっと読む】『6.22都議選どうなる? 第1党争いは都ファ「水の女帝」vs自民「コメ将軍」の様相、玉木国民には大逆風』で詳報している。