萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ

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 萩生田がつくった裏金は2728万円で、反日カルトの統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とも癒着。世間の自民嫌悪を広げた張本人が「石破おろし」を仕掛けること自体がトンチンカンなのだが、軌道修正の理由はほかにありそうだ。

■4人衆の上から目線にア然

「テレビ出演した前参院幹事長の世耕弘成氏が反発を招いているからでしょう。『安倍派5人衆』に数えられた萩生田氏、(前官房長官の)松野氏、(元経産相の)西村氏との会談内容を明かし、〈もう交代しなければいけないということは一致した〉と発言。『石破おろし』で動いていることをわざわざお茶の間に知らしめてしまいましたから」(与党関係者)

 1542万円の裏金をつくった世耕氏は離党を強いられたものの、念願の衆院鞍替えに成功。テレビでは、会談した4人衆について「政治的経験が豊富だ。経験を次の政権で生かしてもらえれば、政治の安定に寄与できる」と例の調子で上から目線を全開させた。4人衆の裏金は締めて5421万円。世耕氏は党員でもない。ア然である。

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