麻生最高顧問「石破おろし」へ怪気炎、高市早苗氏が“蠢動”も…自民党臨時総裁選では空振り確実なワケ
「麻生さんは現状、誰が勝ち馬か様子見している段階だとは思います。ただ、前回総裁選では高市さんを支援。終了後、『石破政権は短いかもしれねぇ。だから、用意しとけ』と高市さんに伝えています。一方の高市さんも、7月の参院選直後、自らに近い議員10人と会合し、その足で麻生さんと面会している。まるで『私の後ろには麻生さんがいる』と言わんばかりの動きでした」
今月2日の両院議員総会後、高市氏は「組織がうまくいかなかった時のリーダーの責任の取り方については、自分なりの考え方がある」と、事実上、石破首相に退陣を要求。同日夜、やはり自身を支持する若手議員約10人と会食し、総裁選への対応について意見を交わした。既に、参院選中に「私なりに腹をくくった」と、総裁選への出馬に意欲を示しており、ヤル気は十分。「ポスト石破」に向けて蠢いている。
「参院選で高市さんは数多くの陣営の応援に入りました。あれは総裁選に向けた“選挙対策”です。参院議員の票だけでなく、地方の党員票の積み上げを狙ったのは明らか。安倍元首相の地元・山口には参院選の応援だけでなく、選挙後にも入りました。参加したのは地元支援者100人程度の小規模集会です。大きな集会に出てしまうと、安倍さんの政敵で山口県選出の林芳正官房長官にバレてしまう。林さんは総裁候補の一人でもあるため、あまり刺激しないようコッソリ動いているようです」(山口県政関係者)