通常国会は1月下旬召集…自民選対委員長が「仕事師」と呼んだ高市首相は結局、いつ解散するのか?
懸念される体調
「解散が近くないからこそペラッとしゃべったのでしょう。見ての通り、総理の体調は芳しくない。気を張ってはいるものの、この2カ月ですっかりやつれた。〈解散について考える暇がない〉というのは決して方便ではなく、総選挙を持ちこたえられるか不透明です。下手に解散を打てば、何もやらなかった女性初総理になりかねない。それで、政策実行に躍起になっている。それに、維新との選挙区調整もどうなるか分からない」(自民ベテラン)
やっぱり「ワークライフバランス」は捨てちゃいけない。
一方、与党入りにあたって従来の主張を曲げた日本維新の会は「政治改革のセンターピン」とか言ってブチ上げた衆院定数削減が実現しなくても、当面は政権に居残るようだ。代表の吉村洋文大阪府知事は20日の会見で「(関連法案が)成立しないからといって連立離脱かというと、それは違うのではないか」と軌道修正。地元メディアの取材に「高市さんと接している限りでは、解散する気は全くないのだろうと感じます。政策実現にすごく重きを置かれているので」とクギを刺していた。
「藤田共同代表の公金還流疑惑にしろ、問題山積の維新は早期解散で議席減が確実。ええかっこしても、簡単に許すわけがない」(自民中堅)
「首相は解散と公定歩合については嘘をついてもいい」というのが政界の定説ではあるが、「解散は言うはやすく行うは難し」もまたしかりだ。
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