米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

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欧州の首脳とは雲泥の差

 こんな状態では、日本の物価高も収まらない。ホルムズ海峡の事実上の閉鎖で、ペルシャ湾には日本関係船舶42隻が依然、停泊している。米ニューヨーク・タイムズによれば、停戦に向けた交渉の中で、イラン側は船1隻当たり約200万ドル(約3億2000万円)の通航料支払いによって通過を許可するとの対案を示したという。停戦合意で物流が回復しても、通過に伴う負担分が価格転嫁され、物価高を助長する恐れもある。

 翻って、欧州の首脳を見てみれば、イタリアのメローニ首相はエネルギー確保のために中東を歴訪。フランスのマクロン大統領は戦争開始から間もなくペゼシュキアンと面会し、英国のスターマー首相も8日、中東へ飛んだ。高市首相とは雲泥の差で、日本外交は存在感ゼロだった。国際ジャーナリストの春名幹男氏が言う。

「高市首相はこの間、国会で野党から『イランとの交渉はどうなっているのか』などと、追及されていました。聞かれるたびに『交渉中だ』『接触している』と答弁したものの、まるで動きがなかった。今回、批判を避けるため、とりあえずアリバイ的にペゼシュキアン大統領と手短な電話会談に及んだのではないか。本来、もっと早くイランへのアプローチを始めるべきでした。もともと、親日国でパイプもあるのだから当然です。結局、トランプ氏の顔色をうかがい過ぎて、米国の頭越しにイランと交渉することができなかったのでしょう。高市外交は完全な失敗です」

 高市首相に任せていたら、日本はむしり取られるだけではないか。

  ◇  ◇  ◇

 高市首相の外交オンチぶりについては、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

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