(1)中立公3党合流で協議体 ただ一緒になるだけで国民の支持が得られるのか
沖縄知事選で自民に加担ならもう野党じゃない
とにかく、自分たちの利益を守るため、という感覚を捨てないと前に進まないよ。そういうおかしな感覚が変形して表れたのが、沖縄県知事選(8月27日告示、9月13日投開票)だ。自民党と対決して勝利した現職知事は、沖縄と岩手にしかいない。玉城知事に多少、文句があったとしても、自民党に野党が加担するなどというバカなことがあるか。
公明党が自民党推薦の候補を支援する方向なので、中道も公明の言いなりだから、中道の僕らの仲間の沖縄の3人は地元で総スカンだ。筋論から言っても、野党が玉城知事を応援するのは当たり前。自民党を応援するなら、そんな野党はもはや野党じゃない。玉城知事はもともと仲間。筋論から言っても、友情から言っても、絶対に許せない。今は少し我慢しているけれど、ある時点で僕は態度を明確にするつもりだ。
今の自民1強の政治状況がこのまま続くとは思わないが、対峙できる野党がいなくなってしまった。これほど野党のいない政界は戦後、初めてだ。みな与党にすり寄ってしまって、中道だってなんだかんだ言いながらも、政府の法案に、事実上ほとんど賛成している。大政翼賛会ほどの迫力はないけれど、高市首相の浮ついたカラ人気のおこぼれを欲しがって、まとわりついているような状況。あまりに情けないし、これは本当に危険だ。
高市首相がやっているのは、国旗損壊罪、皇室典範の男系男子、自衛隊の海外派兵など形だけの“右翼ごっこ”のようなことばかり。国民もそろそろ気づくだろう。
僕も半分は、もうバカバカしくてやめたいんだけれど、半分は、やはりこのままでは多くの国民に対して無責任になるから、次の選挙までに何かできればやりたいと思っている。このままでは、権力の思うままにやられてしまう。そうなったら、日本に明日はない。
(取材・構成=小塚かおる/日刊ゲンダイ)


















