巨人・谷は自由契約 もうひとりの“大物”小笠原の去就は?

公開日: 更新日:

 楽天に敗れた巨人が早くも動き出した。
 OBの松井秀喜(39)を来春のキャンプで臨時コーチとして招聘(しょうへい)することが正式決定。4日には、谷佳知(40)の自由契約も発表された。

「体も動くし、走ることもできる。野球が好きなので、燃え尽きるまでやりたい」
 と、谷。自ら他球団への移籍を申し出ていたベテランは、日刊ゲンダイ本紙の直撃にも「2000安打は絶対に達成したい」と残り79本に迫っている大記録達成に意欲を見せていた。その意向を球団が尊重した格好だ。だとすれば、もうひとりの“大物”の処遇も気になるところ。小笠原道大(40)である。

 今季はわずか22試合の出場。谷とは違い、日本シリーズのベンチ入りメンバーからも外れた。来季の構想から外れているのは明らかだが、この日の球団発表に名前がなかった。今季終盤は二軍でも試合出場の機会を与えられなかったものの、打撃マシンを相手に室内練習場で黙々と打ち込みを行っていた。引退は頭になく、現役続行を考えているのは間違いない。

「巨人を退団するなら、中日入りが濃厚とみていた。日本ハム時代に師匠と慕った落合さんがGMとして復帰。06年オフに日ハムからFAになった際も落合中日入りが確実といわれた。過去に中村紀(現DeNA)、川相(現巨人ヘッドコーチ)ら自由契約選手を格安で獲得し、再生した実績が落合GMにはある。小笠原にとって、悪くない環境でしょう」(セ某球団編成担当)

 あるいは、巨人が懸念しているのもそれか。小笠原に関しては、球団主導によるトレードで話をまとめるべきとの声も一部にある。ここ2年でわずか56試合にしか出場していない小笠原に復活の可能性を感じているのは、他球団だけではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで