広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

公開日: 更新日:

「中3の夏休みのころが一番問題が起きましてね……。更生しようとしている亜蓮を面白く思わない不良グループから『大会に出るな』とか、いろいろな嫌がらせを受けました。何とか亜蓮を守らないとと思いました」

 全国大会には無事に出場した。が、仕返しされる可能性があった。まず早登江さんが教育委員会に転校を訴えたものの、中3の夏では認められないと却下された。そこで今度は淳子さんがツテを頼って市議会議員に懇願。米子市で自宅から一番遠い東山中に2学期から転校することができた。ただ、「待ち伏せされる可能性があるので、淳子さんが学校への行き帰りを必ず車で送迎する」という条件付きだった。

 苦しかった中3の夏、逃げずに全国大会で投げたから岡山理大付高から声が掛かった。ここからプロへの道をこじ開けた。

 亜大1年時から成長を見続けた大学の先輩でもある広島の松本有史スカウトは言う。
「コントロールがいいし、いい落ちる球も持っている。入団したら直球の質を上げて欲しい。ヤンチャな時代を乗り越えてきただけに、今どきの選手にあまりない、負けん気の強さとか根性とか、そういう精神的な強さも評価しています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相「嘘つき政治家人生」のルーツを発掘! 34年前に自ら堂々と「経歴詐称」を認めていた

  2. 2

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  3. 3

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  4. 4

    萩本欽一(10)自宅に税務署、友達もいない 萩本少年を救ったのがチャップリンだった

  5. 5

    犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問

  1. 6

    炎鵬の宮城野部屋再興は道険し…親方資格取得も立ちはだかる“2つの壁”

  2. 7

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題からにじむ上下関係の悪しき伝統と「吉本の闇」…鬼越トマホーク良ちゃんも参戦

  3. 8

    「ダルの真似なんかしてんじゃねえよ」 田中将大にこうハッパをかけた真意

  4. 9

    根尾昂や石川昂弥をトレードで放出しない“中日ならでは”の理由

  5. 10

    【スクープ第3弾!】衆院選での違法な「有料広告動画」疑惑 宮城自民5陣営“総汚染”で組織ぐるみが浮き彫り