本当はザックが頭を抱える、本田のミラン「背番号10」

公開日: 更新日:

「そもそも適性外という見方もある」というのは、イタリア取材歴の長いあるサッカージャーナリストだ。

「本田は、日本代表ではトップ下や1トップで使われているが、もともと器用なタイプではなく、特定ポジションに固定した方がベターです。ダブル司令塔の場合、カカがボールを持てばストライカー的な動きを、1トップが左右に流れた場合には空いたスペースを埋める動きを要求される。劣勢が続くとボランチの位置まで下がり、守備に奔走することもある。右膝と左足首に持病を抱えている本田は、フルに動き回るほどの状態ではないし、生来の鈍足なのでアレコレ要求されてもこなせるかどうか……」

 日本代表では、試合中のポジションチェンジは本田自身の裁量に任されており、守備的なプレーも免除されている。「ミランでダブル司令塔」報道にザッケローニ監督は「ホンダがミランでツブされるのではないか。日本代表に大きな悪影響を及ぼしかねない」と心配しているともっぱらだ。

 W杯を控えて指揮官の悩みが、単なる杞憂に終わればいいのだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束