本当はザックが頭を抱える、本田のミラン「背番号10」

公開日: 更新日:

「そもそも適性外という見方もある」というのは、イタリア取材歴の長いあるサッカージャーナリストだ。

「本田は、日本代表ではトップ下や1トップで使われているが、もともと器用なタイプではなく、特定ポジションに固定した方がベターです。ダブル司令塔の場合、カカがボールを持てばストライカー的な動きを、1トップが左右に流れた場合には空いたスペースを埋める動きを要求される。劣勢が続くとボランチの位置まで下がり、守備に奔走することもある。右膝と左足首に持病を抱えている本田は、フルに動き回るほどの状態ではないし、生来の鈍足なのでアレコレ要求されてもこなせるかどうか……」

 日本代表では、試合中のポジションチェンジは本田自身の裁量に任されており、守備的なプレーも免除されている。「ミランでダブル司令塔」報道にザッケローニ監督は「ホンダがミランでツブされるのではないか。日本代表に大きな悪影響を及ぼしかねない」と心配しているともっぱらだ。

 W杯を控えて指揮官の悩みが、単なる杞憂に終わればいいのだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ