開幕ナインも決定済み…誰も信じない原監督の「レギュラー白紙」発言

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 巨人原辰徳監督(55)が盛んに「白紙」を強調している。来季の構想のことだ。しかも今回は全ポジションだというから珍しい。これまでは、阿部、村田、長野、坂本の4人を「枢軸」と呼び、それ以外が「横一線」と言ってきた。

 が、このオフ、FAで投手の大竹と二塁手の片岡を、中日から片岡とポジションがかぶる井端を獲得した。ここ数年、固定できなかった二塁のピースが埋まり、内野陣はガッチリ固まった。レギュラーが決まっているのだから、実際は競争なんてほとんどない。巨人とのFA交渉の際、片岡は「『セカンドを空けて待っている』と言っていただいた」とうれしそうに話していた。これが実情なのだ。

 本当に「白紙」なのは長野を除く外野の2枠。といっても、ここも新外国人選手の補強に動いている最中。もし加入すれば残りはわずか1枠だ。

■菅野は「阪神を意識していく」

 決めていないと言い張る開幕投手だって、決定済みともっぱら。原監督は「同じ実力なら若手を使う」というのが口グセ。今季も高卒3年目で開幕時は20歳だった宮国を大抜擢した。チームトップの13勝(共に6敗)が内海と菅野なら、開幕戦の阪神との相性が内海の方が良かろうが、恐らく指揮官の頭の中では2年目を迎える24歳の菅野で決まり。優勝旅行先の米ハワイへ出発する直前のイベントで菅野は、「阪神を意識していく」と心の準備をしているような発言をしている。

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