渋野日向子「課題はたくさん」初日単独首位から大転落…“砂地獄”がスコアの足を引っ張る
【富士通レディース】最終日
課題はパッティングだけではない。
初日、6アンダーの単独トップに立った渋野日向子(26)が、通算イーブンパーの40位に沈んだ。
前週まで5試合連続予選落ち。今大会直前に福岡のパッティングコーチの指導を受けて、初日はグリーン上で別人になったが、2日目以降は元のシブコに戻ってしまった。
渋野のゴルフは、プロなら「絶対に避けたい」というダブルボギーが多い。昨季は米女子ツアー23試合(ダブル戦やマッチプレーを除く)で22が、今季は20試合(同)で26もある。国内大会3試合の3つを加えれば計29だ。
その原因はショットの乱れやパットの打ち方だけではない。
例えば、今大会2日目は12番パー4でガードバンカーに入れた。この日も17番の第1打をグリーン右のバンカーに入れると、第2打をグリーンに乗せることができなかった。
2戦前の米ツアー「ロッテ選手権」も、初日と2日目のダボはバンカー絡み。サンドセーブ率40.7%(88位)と「砂イチ」が少ないことが数字にも表れている。ちなみに、同ツアーのサンドセーブ率1位は山下美夢有(24)の60.3%だ。