リオ五輪惨敗危機 JOCの遅すぎる始動に競技関係者呆れ顔

公開日: 更新日:

 早くも16年ブラジル・リオ五輪での惨敗が、確実な状況になってきた。

 日本オリンピック委員会(JOC)は6日、各競技団体の強化担当者を集めたコーチ会議を開き、16年夏季五輪に向けた「リオデジャネイロ対策プロジェクト」分科会では呆れた事実が明らかになった。米国や豪州、英国などメダル量産国と比べて、日本のリオに向けた準備が後手に回っているというのだ。

 開催国の組織委員会は競技場や輸送手段の確保などインフラ整備はもちろん、選手の家族が宿泊するホテルを用意するなど、毎回、手厚い受け入れ態勢を整えるものだが、リオは事情が異なる。JOC関係者によれば「リオの組織委員会(OCB)は事前準備などは全て各国五輪委員会任せ。ブラジルの国民性かも知れないが、こんな扱いは初めて」だと嘆く。

 OCBの不誠実な対応に、JOCは早くも白旗だ。開幕前の事前合宿地や現地での練習会場などは「各競技団体(NF)で準備を進めてほしい」と丸投げ。「現地の有益な情報があれば提供していただきたい」と頼み込んでいるほどだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較