五輪イヤーにまで強行…「フィギュア世界選手権」の“価値”

公開日: 更新日:

 これではチケットに本来の価値はあるのか。
 26日から行われるフィギュアの世界選手権(埼玉)に出てくるはずの有力選手が次々に出場辞退を表明している。

 4日にはバンクーバー五輪男子シングル銅メダリストの高橋大輔(27)が右膝治療のため欠場を発表。先のソチ五輪で銀メダルを獲得した世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(23=カナダ)が「しばらく休養したい」と不参加を決めた。女子では銀メダリストのキム・ヨナ(23=韓国)も不参加だ。アイスダンスのカナダ、米国の金、銀ペアも来日を見送った。

 浅田真央羽生結弦(19)、アデリナ・ソトニコワ(17)の男女の金メダリストが出場するとはいえ、トップスケーターが集う世界選手権とは名ばかりだ。

 前売り券は12月14日から販売されており、4日間通し券はS席(7万円)、A席(5万8000円)、B席(4万6000円)と高額席はいずれも完売。他の席も、すでに予約受け付けを終了している。転売目的での購入者も少なくないとみられ、ネットオークションで席によっては3倍近い額まで高騰した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋