浅田真央 ライバル欠場「世界選手権」で期する “完璧演技”

公開日: 更新日:

 リベンジの舞台にしては物足りなさが残る。浅田真央(23)はソチ五輪では金メダル獲得が有力視されながら、ショートプログラム(SP)でのミスが響いて6位と惨敗した。

 25日は世界選手権(26日開幕、さいたま市)の公式練習に臨み、武器であるトリプルアクセルを3度決めるなど、調子の良さをアピール。「五輪で久しぶりにやりきったと思えるフリーができた。世界選手権はSPとフリーで同じような思いができるようにしたい。氷の感覚もいいし、体の調子もいい」と笑顔を見せた。

■3度目制覇へ

 最後の公式試合になるかもしれない今大会では、「ショート、フリーとも自分が目指している満足する演技を2つ揃えることが目標」と3度目の同大会制覇(08、10年)を誓った。

 今大会にはソトニコワ(ロシア)、キム・ヨナ(韓国)の金、銀メダリストが不在。注目されるのはソチ銅のコストナー(イタリア)のみ。「ソチ五輪が集大成」としながら銅メダルにも手が届かなかった浅田。勝負に大きな意味がなくなった大会で「SP、フリーの2つを揃える」ということだけがモチベーションになるのは仕方がない。

「この大会で完璧な演技をしたら真央はやめるかも…」と気を揉む関係者もいるが、やめるにせよ、現役を続けるにせよ、パーフェクトな演技を披露したところでファンも釈然としないのではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

    センバツ人気低迷の真犯人!「スタンドガラガラ」なのは低反発バット導入のせいじゃない

  2. 2
    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

    三田寛子ついに堪忍袋の緒が切れた中村芝翫“4度目不倫”に「故・中村勘三郎さん超え」の声も

  3. 3
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

    夏の甲子園「朝夕2部制」導入の裏で…関係者が「京セラドーム併用」を絶対に避けたい理由

  1. 6
    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7
    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

    マイナ保険証“洗脳計画”GWに政府ゴリ押し 厚労相「利用率にかかわらず廃止」発言は大炎上

  3. 8
    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

    「大谷は食い物にされているのでは」…水原容疑者の暴走許したバレロ代理人は批判殺到で火だるまに

  4. 9
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  5. 10
    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮

    大谷は口座を3年放置のだらしなさ…悲劇を招いた「野球さえ上手ければ尊敬される」風潮