ACミラン本田 セリエA待望の初ゴールで“批判封殺”

公開日: 更新日:

 ACミランのMF本田圭佑が、敵地でのジェノア戦(日本時間8日午前4時開始)で待望のセリエA初ゴールを決めた。

 チームメートやセードルフ監督らスタッフにとっても、待ちわびた瞬間だった。

 1─0で迎えた後半11分。スルーパスに反応した本田は、絶妙タッチでDFマルケーゼをかわして突進。ペナルティーエリア外ギリギリまで飛び出してきたGKベリンの強烈スライディングタックルを足元に受けた。一瞬、早かった。

 本田は左足を伸ばしてボールを浮かしてループシュート。もんどりうって倒れたが、ピッチに突っ伏す格好でボールがゴールに吸い込まれていくシーンを見届けた。

■体を張ったプレーでチーム全体が認める

 セリエA12試合目にして初ゴール。イタリアでは1月15日のイタリア杯でのゴール以来。テレ笑いを浮かべる本田の元に選手全員が駆け寄り、ひとしきり手荒な祝福を受けた本田は、小走りにベンチに向かってセードルフ監督と熱烈抱擁だ。

「本田は『相手ボールでは自陣まで戻って相対する選手を徹底マーク』と指揮官から厳命されている。本田が体を張りながら任務を遂行していることをチームの誰もが知っている。なのでセリエA初ゴールをまるで自分のコトのように喜んだのです」(スポーツライター)

 背番号10として「いつになったらゴールを決めるのか?」という批判の声は封印した。これから本領発揮なのである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」