これが世に言う「キューバしのぎ」

公開日: 更新日:

 巨人がキューバから主砲のフレデリク・セペダ外野手を獲得した。キューバ政府が自国の野球選手が外国でプレーすることを正式に認めたので、触手を伸ばしたキューバ随一のスラッガー。

 長嶋茂雄終身名誉監督は「20年来野球交流を模索してきた。晴れてキューバ選手を獲得できる日が来て、大変喜ばしい」とコメントしている。現監督も「世界のスラッガーを獲得できたのは大きい。もちろん外野手として使うつもり」と明言した。相変わらずだな巨人も。
「契約金5000万円、年俸1億5000万円で世界のスラッガーを取れるなら安いもんだろ。これで日本一は万全だ。ぐわははは!」

 ご高齢の最高幹部がそっくり返って高笑いする顔が浮かぶ。
 さて、今現在巨人の野手にはロペス、アンダーソンがきっちり活躍しており、外野手は長野が安定し、橋本が育ってきた。今、外国人の即戦力スラッガーが必要かどうか?

 高笑いしていよう最高幹部の言い分は昔からブレない。
「なにしろ勝ちゃいいんだ。カネはなんぼでも出す。とっかえひっかえ使いまくって優勝するのが巨人軍に与えられた宿命だからな!」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし