主将・長谷部が「ベンチ休養」でも日本代表に働くプラス効果

公開日: 更新日:

 3-1の逆転勝利を収めたコスタリカ戦(3日)の試合前、メンバー表にはMF長谷部誠の名前があった。ところが試合が始まると、彼の姿はベンチではなく、観客席にあった。試合後、原博実技術委員長は「疲れが出たので、あえて休ませました。体のケアと右膝の張りを考えてのことです」と理由を説明した。

 キャプテンの離脱でボランチは山口蛍と青山敏弘がスタメン出場。試合は青山に代わって遠藤保仁が入った後半、3ゴールを奪って逆転勝ちだ。

 前回南ア大会から日本代表は、選手のコンディションをチェックするため、毎日のように血液検査と尿検査を実施。さらにザッケローニ監督体制になってからは、心拍数も測定して疲労の度合いを確認している。別メニューの練習が続いている長谷部、DF酒井高徳の回復具合も、手に取るように分かるという。

 果たして4年前からキャプテンとしてチームを牽引する長谷部が、コートジボワール戦に間に合うのか、それとも間に合わないのか? それは今後の経過を待たないと判断できない。たとえ間に合わなかったとしても、個人的には、それほど心配することはないと思う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因