ベルギー1位通過 昨季の“汚名返上”にフェライニ虎視眈々

公開日: 更新日:

 H組1位で決勝トーナメント(T)に駒を進めたベルギーのMFマルアン・フェライニ(26)の13-14年シーズンは散々だった。

 12年まで所属したイングランド・プレミアリーグ、エバートン監督だったモイーズがマンチェスターUの指揮官に転じたのがコトの発端。モイーズを「父以上に慕っている」フェライニもマンU入りを望み、モイーズも古巣に獲得オファーを出した。が、エバートンはマンUが出した条件を拒否。移籍は暗礁に乗り上げたかに見えた。そこでフェライニは一計を案じた。

「自らマンUのファンクラブの会員に登録して公表。もうエバートンで戦う意思がないことを暗に示したのです」(海外サッカー事情通)

 この奇策が功を奏し、フェライニは2750万ポンド(約43億円)の移籍金で無事マンUの一員に。ところが、モイーズ監督の采配が迷走。194センチ、84キロのフィジカルを生かした攻撃的MFなのに守備に追われる場面が多く、ベルギー代表のウィルモッツ監督をして「ユナイテッドがマルアンを獲得した意味が理解できない」と嘆かせた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝