メンタル不安視は杞憂 ネイマールにとって「重圧」は日常

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 ブラジル国民の期待を一身に背負うFWネイマール(22)は、ささやかれる不安を一蹴できるのか。6月28日のチリ戦で痛めた左太ももと右膝裏については、「もう痛みはない。練習での感触も良かったし、問題ない」と明言。5日(日本時間)の試合には出場できる見通しだが、ケガ以上に精神面を心配する声が上がっている。

 PKまでもつれたチリ戦では、勝利が決まった瞬間に号泣し、「(緊張で)白髪になるかと思った」と発言。試合後にスポーツ精神科医のカウンセリングを受けている。今後のさらなる重圧により、潰れてしまうのではと危惧されている。

 だが、ネイマールの“ハートの強さ”は筋金入りだ。幼少の頃から「天才」と注目され、11歳にして代理人と契約。獲得を熱望する地元クラブのサントスが、当時は存在しなかった13歳以下のカテゴリーを新設するほどの騒ぎになった。

「13歳の頃から頻繁にサッカー番組に出演するほどのスター選手で、15歳の時はすでに月1万レアル(約46万円)の収入があり、家計を支えていた。本人も『常に大きな期待を担ってプレーしてきた。プレッシャーを受けることは、もはや日常になっている。慣れっこだよ』と言っている。幼い頃からの経験はダテではありません」(現地記者)

 コロンビア戦前の会見で、「プレッシャーについて考え続ける必要はない。楽しむべきなんだ」と笑顔を見せたネイマール。とりあえず重圧負けはなさそうだ。

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