黒田が今オフ広島復帰 ヤンキースが再契約を見送る方針

公開日: 更新日:

■余力が残っているうちに…

 それでも年間通してローテを守れる先発はメジャーで貴重。「1年10億円」の値段がつく可能性もあるとはいえ、本人はメジャーでのプレーにこだわっていない。ここにきて、古巣である広島への復帰を真剣に考えているという。

 前出の関係者によれば、「引退前の最後の1年だけ日本に戻ることはない。余力が残っているうちに戻って、少なくとも2、3年はプレーしたい」と常々、話しているそうだ。肩、肘を痛めているわけではないし、登板間隔が中4日とタイトなメジャーとは違って、プロ野球の中6日なら十分、結果を残せると踏んでいるのだろう。

 広島は今オフ、前田健太がポスティングシステムを使ってメジャーに挑戦するといわれる。エースの流出で戦力ダウンは否めない。

 黒田はこれまで「育ててもらったカープに、いずれは恩返ししたい」と何度となく話している。前田健と入れ替わりで古巣に復帰してチームの窮状を救えば、これ以上の恩返しはない。

 広島は黒田の復帰に備えて、入団以来付けていた背番号「15」をいまだ空き番号にしている。黒田が来季、赤ヘルの「15」番を背負ってセ・リーグの打者の前に立ちはだかる可能性は高い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束