人材豊富なのに入閣なし 阪神若手OB“総スカン”の理由

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 プレー中に脊髄を痛めた赤星(当時年俸2億5000万円)に対し球団は09年オフ、引退試合を用意して現役を退くように説得。「1年は様子を見て欲しい」と直訴する赤星は要望を蹴飛ばされ渋々引退を決断。球団はその3日後にマートン獲得を発表し、赤星の引退が決まる前に、助っ人と交渉を進めていたことがバレた。

 阪神は同年11月、メジャー捕手の城島と4年契約を結ぶ。矢野は年末の年俸更改で2億1000万円から7000万円に大幅ダウン。5年連続の2ケタ勝利を逃した下柳も9000万円近く減俸された。阪神はこの年、5年ぶりにBクラス落ち。03年首位打者、05年打点王として、2度のリーグ優勝に貢献した今岡はクビを切られトライアウト(テスト生からロッテ入り)を受けると、岡田元監督が「外野」から声を上げた。

「何で(今岡を)さらしもんにするんや。オレなら説得してコーチにする」と、フロントの冷たい対応に激怒。「今の阪神のクビ切りや補強は、当事者である選手とじっくり話し合わないことがおかしい」とも言った。

■誰も貧乏くじを引きたくない

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