「野村監督辞任」は広島からヤンキース黒田への“ラブコール”

公開日: 更新日:

 疑問があるとすれば、なぜこの時期に発表したのか。辞任が既定路線なら、なおさらポストシーズン後でも良かったのではないか。1つは選手を発奮させるのが狙いだ。指揮官の辞任で、丸や菊池、田中、会沢ら「野村チルドレン」が発奮すれば、勢いを取り戻せる。CSに向けたカンフル剤になればいい、というのが球団の狙いなのだ。

「いや、それもあるでしょうが、もっと大きな狙いがあるはずです」というのは、ある広島OB。続けて口にしたのが、ヤンキース黒田博樹(39)の復帰計画だ。

 黒田は今季11勝9敗、防御率3・71と今季も先発ローテーション投手としての役割を果たしたが、ヤンキースとの契約延長は微妙な状況。ジラルディ監督は「投手陣最高齢だが、安定感はナンバーワン。来季も十分にできる」とラブコールを送り、キャッシュマンGMも「クロダとの残留交渉はオフの優先事項の1つ」としているものの、21年ぶりに2年連続でプレーオフ進出を逃した今季はそのキャッシュマンGMの解任が囁かれている。抜本的なチーム改革に迫られる球団上層部には、来年2月で40歳になる黒田との再契約に消極的な声も少なくない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が