打撃絶不調なのに 日ハム栗山監督はなぜ大谷を先発させない

公開日: 更新日:

 短期決戦だからこそ確実に1勝を取りにいくべきではないか。日本ハム・栗山監督のCSでの大谷翔平(20)の起用法である。

 大谷は11日のCSファーストステージ初戦(対オリックス戦)に先発。その後は「(ファイナルステージ全体で)投げても1試合なら、ファイナルの登板は捨ててでも、全部(打者として)使った方がいい」という栗山監督の方針で、ファイナルステージは「指名打者」として出場を続けている。

 しかし、指揮官の期待とは裏腹に、DH大谷はCSファーストステージでの1試合を含め、ファイナルステージ第2戦までの3試合で13打数1安打、6三振。バットは湿りっぱなし。大谷が指名打者に座っていることで、CS4試合17打数8安打と絶好調の小谷野をベンチに置かざるを得ない歪みも生じている。

 それでも栗山監督は、大谷の野手起用を貫く方針。「投手・大谷」はファイナルステージが20日の第6戦までもつれた場合だけだという。16日に勝って対戦成績は1勝2敗。大谷は18日の第4戦に先発起用できるのに、当初の予定を変えるつもりはないという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動