楽天・嶋獲りも急浮上 なりふり構わぬ巨人の「大補強リスト」

公開日: 更新日:

 CS敗退が決まった18日の試合後、巨人の原監督(56)は全選手、スタッフを東京ドームのサロンに集めた。阪神にひとつも勝てず、見るも無残な大惨敗。呆然とする選手に、「力及ばずにこういう結果になってしまったが、我々がセ・リーグの優勝チームであることに変わりはない」と話し始めると、最後に声のトーンを上げて、こう締めくくったという。

「きょうで14年のシーズンは終わった。しかし、きょうからもう15年のシーズンは始まっている。選手諸君はそのつもりでいてほしい」

 選手の多くはこれを、「大補強宣言」と受け止めた。実際、屈辱の4連敗で来季に向けたチーム強化策はなりふり構わぬものになりそうだ。

「急浮上しているのが、楽天の正捕手にして選手会長の嶋(基宏=29)です。嶋は楽天の大久保新監督と反りが合わず、大久保監督が代行を務めた7月の17試合で5試合にスタメンを外された。周辺には『(楽天を)出るかもしれない』と漏らしています。昨オフに4年契約を結んだものの、取得したFA権の行使には制約なしとの付帯条項がある。巨人の正捕手の阿部慎之助(35)は今回のCSでいよいよ衰えを露呈した。4番として16打数2安打の打率.125に終わった打者としてはもちろん、捕手としても3試合で16失点。阪神4番のゴメスに16打数6安打、8打点といいようにやられるなど、リードの問題がクローズアップされた。故障も多く、今季はレギュラーシーズンから一塁に回ることも増えて、捕手廃業が近づいている。そうはいっても、来季が2年目の小林に正捕手を託すのはいくらなんでもまだ荷が重い。そこで白羽の矢が立つのが嶋です」(球界関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 9

    巨人が来秋ドラ1指名?明治神宮大会で躍動の青学大154キロ右腕・鈴木泰成は“4年越しの恋人”

  5. 10

    周囲が気を揉むドジャース山本由伸の結婚適齢期…今季大活躍でスポンサーからの注目度も急騰

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  3. 3

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  4. 4

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 5

    【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

  1. 6

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  2. 7

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 8

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール