楽天・嶋獲りも急浮上 なりふり構わぬ巨人の「大補強リスト」

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 巨人は、リーグ優勝した07年のCSで今回と同じように落合中日に1勝もできず、3連敗で敗退した。その年のオフにはヤクルトからエースのグライシンガー、4番のラミレス、横浜からストッパーのクルーンを獲得。恥も外聞もなく、同一リーグ下位球団からごっそりと主力選手を引き抜いた。間違いなくそれが再現される、と選手はみているのだ。

■他球団の助っ人にも食指

 FA補強の大本命はオリックス金子千尋(30)。言わずと知れた球界ナンバーワン投手に巨人は、5月31日の交流戦で九回まで無安打無得点の“ノーヒットノーラン”に抑えられた。オリックスの守護神・平野佳寿(30)もターゲット。今季は救援陣が防御率4.01と苦しんだ。勝利の方程式が精彩を欠き、CSファイナルステージ第3戦は頼みの山口が打たれて敗戦投手。投手陣整備のため、猛アタックを開始するのは間違いない。

「野手ではアスレチックス傘下2Aの中島裕之(32)やDeNAのキューバ人助っ人グリエル(30)の名前も挙がっています。中島はかねて原監督と親交があり、坂本が慕う同郷の先輩でもある。打率.305、11本塁打、30打点と活躍したグリエルに関しては、今春も要望したもののDeNAにさらわれた揚げ句、巨人は.421とボコボコにされた。キューバ選手では巨人に派遣された打率.194、6本塁打、18打点で34歳のセペダが“切り札”として残留の方向という。もちろん、戦力としてではない。『セペダが残留するなら、食事や移動など、野球以外で苦労したと聞くグリエルのサポート役のため』と聞いている。ロッテのデスパイネ(28)も調査します」(球団関係者)

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