気がかりな錦織の右手首 ラオニッチの高速サーブ返せるか
世界ツアー最終戦ATPツアー・ファイナル(ロンドン・O2アリーナ)1次リーグB組の錦織圭(24=世界ランク5位)は11日のフェデラー(同2位)戦に負けて1勝1敗。13日(日本時間23時)に2敗のラオニッチ(23=同8位)に勝利し、2勝のフェデラーが1勝1敗のマリー(同6位)に勝てば、錦織はB組2位、フェデラーはB組1位で準決勝へ進む。だが、錦織が2勝すれば、その後に試合がある1勝1敗のマリーは死に物狂いでフェデラーに挑むことになる。
錦織がラオニッチに負けて、マリーがフェデラーに勝つと、1勝2敗の錦織は1次リーグ敗退が決まる。錦織がラオニッチに負けて、マリーもフェデラーに敗れると3人が1勝2敗で並ぶ。その場合は、(1)全試合でのセット獲得率(2)全試合でのゲーム獲得率で順位が決まる。B組はここまで、2敗のラオニッチを含む4人全員が準決勝進出の可能性を残しているのだ。
■ラオニッチ戦の通算成績は錦織の4勝1敗
「主催者の思惑通りです」と言うのは、テニスジャーナリストの塚越亘氏だ。