著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

(3)補聴器のニーズが高まって周辺技術も進化している

公開日: 更新日:

 社会で活躍する高齢者が増えるにつれ、補聴器のニーズも年々高まっています。それに伴い、難聴者の社会参加を後押しする補聴器関連技術も注目を集めています。その一例が「オーラキャスト」という通信システムです。

 オーラキャストは、音声を無線で複数の受信機(補聴器やイヤホン)へ同時に配信できる技術です。接続方法もシンプルで、対応機器ならモードを切り替えるだけで直接音声を受信できます。

 そのため現在では、会議室でのマイク音声、映画館やコンサートホールの音、美術館の音声ガイドなど、さまざまな場面で利用可能です。専用端末を借りる必要はなく、対応機能を搭載したスマホを持っていれば、そのまま音声ガイドを聞けます。また駅の緊急アナウンスなども、雑踏の中でもクリアに耳元で聞くことができるため安心です。広がりを見せている最大の理由は、補聴器を使う難聴者だけでなく、イヤホンを使う若者にも便利で共通に使えるシステムだからといえるでしょう。

 さらに、健常者と難聴者の共生を促し、補聴器へのポジティブなイメージづくりに貢献する新技術として、Apple社のワイヤレスイヤホン「AirPods Pro2」の「ヒアリング補助機能」があります。同社によれば、これは軽度から中等度の難聴者向けの機能で、iPhoneやiPadで行ったヒアリングチェック結果をもとに、聞き取りにくい音だけを増幅する仕組みです。補聴器に近い役割を果たすといえるでしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンは2028年ロス五輪“出場”すら危うい現実 27年プレミア12が目先の焦点に

  2. 2

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  3. 3

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  4. 4

    松重豊「孤独のグルメ」続投の裏にある《諸事情》とは…63歳ゴローさんがやめられない理由

  5. 5

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  1. 6

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  2. 7

    “性的暴行”ジャンポケ斉藤慎二被告の「悪質性」法廷で明らかに…邪悪が跋扈する歪んだテレビ業界の権力構造

  3. 8

    相次ぐ海外勢欠場の幸運…日本勢は異例の“棚ボタ”メダルラッシュへ【25日開幕フィギュア世界選手権】

  4. 9

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  5. 10

    元ジャンポケ斉藤が裁判で無罪主張の裏で…妻・瀬戸サオリの“息子顔出し”と"名字"隠し投稿の意味深