著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【甘酒】血行を促進する優れた働きがあり三叉神経痛を改善

公開日: 更新日:

 顔を洗ったり、歯磨きのたびに顔が痛む……。つらい三叉神経痛は、顔の感覚を脳に伝える働きをする三叉神経に、なんらかの障害があったために引き起こされる痛みです。脳幹から出た神経は、目神経、上顎神経、下顎神経の三枝に分かれることから三叉神経と呼ばれ、顔の皮膚、口内の粘膜、歯と歯茎の知覚をつかさどります。

 三叉神経の痛みの多くは、上顎神経の支配する領域に集中し、頬や目の下、鼻や口のまわりに現れます。針で刺すような、あるいは電気ショックのような激しい痛みが瞬間的に引き起こされ、顔の片側のみに生じる特徴があります。ほとんどの場合、洗顔、ひげそり、化粧、食事、会話、あくび、くしゃみなど、ささいな刺激が原因となって痛みが誘発されます。痛みは数時間で治まる場合もあれば、数日から数カ月間、断続的に続くケースもあります。

 50歳以降に発症することが多く、微小血管による神経の圧迫が原因とされていますが、脳腫瘍、帯状疱疹、三叉神経周辺の炎症(虫歯、副鼻腔炎、中耳炎など)から起こるケースも。シニアの場合、加齢によって動脈が屈曲し、三叉神経の根元を圧迫することで痛みが増強しがちです。適切な治療を行うとともに、食養生を見直して対策を図りましょう。

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