今場所だけで金星2つ また横綱を「滑らせ」た高安の取組

公開日: 更新日:

 横綱がまた滑った。

 14日の大相撲九州場所6日目、平幕の高安が全勝の白鵬に土をつけた。強烈な立ち合いで白鵬を下がらせると、互いに距離を取っての突っ張りの応酬。回転の速い突きで横綱の上体を起こした。焦った白鵬は突きを繰り出すも、空振りに加えて、足が出ていなかったこともあり、体勢がグラリ。高安が踏ん張りきれない白鵬をすかさずはたき込むと横綱が足を滑らせ、今場所2つ目の金星を獲得した。

 普段は表情を変えない高安も、この時ばかりは土俵上で小さくガッツポーズ。さすがにバツが悪かったのか、支度部屋では「(ガッツポーズは)思わず出ちゃいました。恥ずかしかったです」と頭をかいた。

日馬富士も滑った

 直前の取り組みでは、横綱鶴竜が2分30秒の熱戦の末、先場所負けた逸ノ城に借りを返したばかり。高安の激しい当たりと突っ張りに押されたとはいえ、横綱の自滅では落差の大きい2番だった。

 今場所に限った話とはいえ、高安と対戦した横綱はなぜか滑る。3日目は対戦した日馬富士が勝手に足を滑らせ、まさかの「勇み足」で金星を獲得した。横綱が勇み足で金星を配給するのは42年ぶりという珍事。この時も高安は、「勇み足? しっくりこないなあ」と首をひねっていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 4

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  5. 5

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  1. 6

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  2. 7

    狩野舞子は“ジャニーズのガーシー”か? WEST.中間淳太の熱愛発覚で露呈したすさまじい嫌われぶり

  3. 8

    WEST.中間淳太がジャンボリお姉さんとの熱愛謝罪で火に油…ディズニー関連の仕事全滅の恐れも

  4. 9

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  5. 10

    元大関・栃ノ心が故国ジョージアの妻と離婚し日本人と再婚! 1男誕生も明かす