横審も「態度悪い」と批判 横綱白鵬なぜ“裸の王様”と化した?

公開日: 更新日:

 相撲ファンの松野弘氏(東京農大客員教授)は、「白鵬は、双葉山に大鵬、天皇陛下などの話を持ち出せば日本人が喜ぶと思っているのでしょう。誰かがいろいろと教えているのではないか。モンゴルの力士が厳しい生活を乗り越え相撲をとっているのは金儲けのため。品格などを求めてもしょうがないと思って相撲を見ています」と厳しい。

 優勝インタビューで述べた「天皇陛下に感謝」の気持ちもどこまで本心なのか、はなはだ疑問だ。今年の夏場所では優勝したにもかかわらず、口をつぐんで君が代斉唱を拒否している。手のひら返しとはこのことだ。

 今回の優勝インタビューでは大鵬を「角界のお父さん」と言っていたが、かつて輪島の優勝回数14回に近づいた時の「角界のお父さん」は輪島だった。さらに双葉山の69連勝に挑戦中の時は、「今の心境は私と双葉山関にしかわからない」と豪語。「なぜ、国技館に双葉山関の銅像がないのか」と息巻いていた。それが連勝記録が途絶えた後は、その名を口にすることはほとんどない。優勝回数24回の北の湖や31回の千代の富士の記録に近づいた時も「尊敬する力士」と持ち上げ、記録を塗り替えたら見向きもしない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗