横審も「態度悪い」と批判 横綱白鵬なぜ“裸の王様”と化した?

公開日: 更新日:

 こう言えばファンは喜ぶ、といった空気を察した上っ面だけの言動。品格などないのに取り繕おうとするからボロが出るのだ。

■「横綱のイメージがすっかり変わってしまった」

 大鵬は引退する際、「横綱として一生懸命土俵を務めて人々の尊敬を受けることはできた。でも、社会人としては少年時代の常識しか持ち合わせていない」と語った。マナーが悪いといわれることを極端に嫌う、礼儀正しい謙虚な人物だった。

「優勝回数が並んだといっても、我々の世代は大鵬の相撲を見てきましたからね」と言うのは、作家の吉川潮氏だ。

「風格、貫禄、人格も大鵬には遠く及ばない。相撲は他のスポーツとは違う。神事だから明治神宮での奉納土俵入りがあり、横綱は綱も締める。引いたり、張ったりで勝つのはモンゴル相撲です。白鵬は朝青龍よりは日本人に近いと思って見てきたが、変なところを受け継いだのではないか。長いこと横綱の地位にいれば相撲にも本性が出る。横綱としておかしな相撲をとっても協会の人間は彼らで商売をしているのだから厳しいことは言えない。マスコミが批判勢力として機能しなければならないのに、新聞だって商売のために優勝回数を積み上げる白鵬を持ち上げるばかり。昔からの相撲ファンからすれば、横綱のイメージはすっかり変わってしまいましたね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解