「オフトレ」「ボール変更」が裏目? 石川遼が初戦予選落ち

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「沖縄合宿では江連忠プロをコーチとして呼んで、彼が考案した練習方法を取り入れたそうですが、時間のムダです。一流コーチの役割は基本に戻すことです。その点、江連プロは自分のアイデアを押し付けているだけ。かえってゴルフをおかしくしたのではないか。米国には一流のコーチがたくさんいます。沖縄で合宿するのも疑問です。コーライ芝とベント芝では球筋が変わるからです。何をテーマにオフトレしたのかがハッキリわかりません。ゴルフは個人競技なのですから、集団で合宿をやる意味はないでしょう」

■インパクト音で狂うリズム

 石川は2008年のプロ転向からずっとダンロップ製スリクソンボールを使用していたが、2月発売のキャロウェイ製ボールを初めて実戦投入した。

「ボールの変更による影響も少なからずある」と、あるツアープロが指摘する。

「キャロウェイのボールは飛ぶと話題ですが、それでゴルフがうまくいくというのは別の話です。同じコンプレッション(硬さ)、同じ打感でもインパクト音が高いだけで感覚が変わってきます。プロは耳でも球筋のイメージを感じ取るからです。キャロウェイのボールはスリクソンに比べて音が大きい。すると球離れが早く、ボールが早く飛び出してしまう印象が強くなる。となると、インパクトからフォローにかけてスイングが緩むことがある。ボールを捉えたという感覚が欲しいのに、それが感じられない。オフに新ボールをたっぷり打ち込んだとしても実戦とは違います。インパクト音に慣れるのには時間がかかる。ロングパットにしてもショートゲームでもインパクト音が大きいと、それだけでリズムが狂ってしまう。ボール変更が裏目に出たことは十分考えられます」

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