白鵬の審判批判に政治家が「風格を」と苦言する“笑止千万”

公開日: 更新日:

「大横綱として、ふさわしい風格を身に付けてもらいたい」

 27日、国会内で記者団の質問にこう答えたのは、自民党の高村正彦副総裁。

 初場所で歴代最多優勝を達成した白鵬が、13日目に取り直しとなった一番を振り返り、「子供が見てもわかる」と審判部を批判した問題で、横審の委員を務める同副総裁は「(批判を)しない方が良かった」と苦言を呈したのだ。

 横審では白鵬の発言を受けて、内山斉委員長(読売新聞グループ顧問)が「未熟さをさらけ出した。反省すべきは横綱本人」と断じていた。29日にも師匠の宮城野親方を事情聴取して、厳重注意を与えるとみられている。

 会見で白鵬は審判批判のみならず、「肌の色は関係ない」と人種差別についても口にした。朝まで祝杯を挙げて会見は1時間も遅刻。酒が残っていたのか暴言を吐いた大横綱には、相撲ファンからも「品がない」という批判の声も少なくない。

 強ければ何を言ってもいい、というような傲慢な態度は決してほめられたものではないが、政治家に風格だの品格だのと言われちゃ、白鵬も苦笑いしているのではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々