周囲は困惑 ハリル氏の「戦術」で浮上する“ツインタワー”FW

公開日: 更新日:

 日本代表の新監督に内定しているハリルホジッチ(62=前アルジェリア代表監督。ボスニア・ヘルツェゴビナ)が、12日午後の日本サッカー協会理事会で正式承認された。

 ビザが取れ次第、近日中に来日してJリーグ視察などを行って選手選考を進め、テストマッチ2試合(27日=チュニジア戦・大分、31日=ウズベキスタン戦・東京)に向けて「遅くとも19日までには代表選手を発表する予定」(マスコミ関係者)ともっぱらだ。

 すでにサッカー協会技術委員会の霜田委員長が日本代表、Jリーグのダイジェスト版をDVDにしてフランス在住のハリルホジッチに送付済み。現時点で日本サッカーについて多くの情報量を持っているという。

「そのことで大きな問題が浮上。サッカー関係者は困惑しています」と、あるサッカージャーナリストが続ける。

「ハリルホジッチの戦術には、堅守からのカウンター攻撃、分厚いサイド攻撃といった特徴がありますが、セットプレーからの得点が多いのも目を引きます。ハリルホジッチは、前線に長身FWを張り付かせ、流れの中ではポストプレーヤー役、セットプレーではヘディング要員とするタイプ。すでに日本代表歴のある身長194センチFWハーフナー・マイク(27・ヘルシンキ)、かつてスペイン2部でプレーしたJ1新潟所属の195センチFW指宿洋史(24)をリストアップしたといわれています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  5. 5

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  1. 6

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  2. 7

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  3. 8

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった

  4. 9

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 10

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督