メジャーで争奪戦か “問題児”グリエル抱える数々のハンディ

公開日: 更新日:

 いきなり3割、30本、100打点で昨年の新人王を獲得したアブレイユ(28=ホワイトソックス)、新人から3年連続20本塁打のセスペデス(29=タイガース)はいずれも26歳、球宴にも出場したプイグ(24=ドジャース)は21歳で海を渡った。国際大会の経験も浅いうちから、アメリカンドリームを夢見て命懸けで亡命した連中がほとんどだ。メジャーで大金を稼いでも、亡命を手引きしたメキシコのマフィアたちに山ほど搾取されるから、結果を出さなきゃ、それこそ生きていけない。ハングリー精神は旺盛だし、若いがゆえの適応力もある。

 そこへいくとグリエルは実績ナンバーワンのスター選手。国内でそれなりの地位はもちろん、青田買いされているとすれば、すでに実入りもあってお腹いっぱい。おまけに食べ物の好き嫌いも激しいうえに、飛行機に乗るのが嫌だと公言する札付きの問題児でもある。

 すでに30歳。異国の地で何が何でも身を立てようという気概もハングリー精神もなく、これから新たな社会や文化に馴染むには若手と比べてハンディがある。

 仮にツバを付けているのがウワサのヤンキースだとすれば、焼きが回ったというしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 4

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  5. 5

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界

  1. 6

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  2. 7

    狩野舞子は“ジャニーズのガーシー”か? WEST.中間淳太の熱愛発覚で露呈したすさまじい嫌われぶり

  3. 8

    WEST.中間淳太がジャンボリお姉さんとの熱愛謝罪で火に油…ディズニー関連の仕事全滅の恐れも

  4. 9

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  5. 10

    元大関・栃ノ心が故国ジョージアの妻と離婚し日本人と再婚! 1男誕生も明かす