メッシの超絶2Gで完敗 バイエルンに巻き返す手立ては?
CL準決勝のバルセロナ(スペイン)―バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)戦(日本時間7日早朝開始)の前日、バイエルンのグアルディオラ監督が、前日会見で相手FWメッシについて「彼は阻止不能だ。誰も彼を止めることはできない」とコメントした。ほめ殺しなのか、それとも本音なのか、真意は定かではないが、いずれにしても“予言通り”となった。
地元バルサのサポーターたちが、無得点にじれ始めた後半32分。右サイドからのパスを受けたメッシが、利き足の左足を鋭く振り抜くとゴール右にズドンと突き刺さり、ここでバイエルン選手の集中力が途切れた。
その3分後だった。メッシが相手右サイドを突破にかかる。相対したバイエルンDFのボアテングは、もちろんメッシの利き足を警戒する。
ところがメッシは、一瞬の切り返しでボアテングの体勢を崩し、右足に持ち替えた時点で身長191センチの大型DFは、尻もちをついてあおむけにバタン。フリーになったメッシは、飛び出してきたGKノイアーの動きを観察しながら右足ループシュート! CL通算得点を77に伸ばし、前日にレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドが、ユベントス戦で更新したCL通算最多得点記録76を抜き返した。